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ai-jirei.com 法人向けAI導入相談

出典との照合を二重確認したAI活用事例データベース。成果値は出典の自己申告を含む。

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発見と検証を別のAIエージェントに分離し、出典と数値が一致した事例だけを収録しています。

日本 × 導入失敗/期待外れ(19件)

日本の導入失敗/期待外れ分野におけるAI活用実例一覧です。

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19件 日本 × 導入失敗/期待外れ の事例数 全1519件中の内訳(集計値)。1件ずつ出典URLと照合のうえ収録。

出典を独立照合し、一致しない事例(517件)は掲載していません。検証プロセス

全19件

AIに全プロジェクトのCIを止められた

新着導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本Claude CodeCodexGitHub ActionsCI導入失敗Zenn
zenn.dev
手法

1on1練習アプリ「キクレン」の共同開発で、実装をClaude Code、レビューをCodexに任せ、Issue起票からPR作成・レビュー・修正まで多くをAIエージェントが担当。レビュー用エージェントがPR本文を更新するたびに(editedを拾うworkflowで)6ジョブが走り、1PRで指摘修正とpushを5〜10回繰り返し、concurrency未設定で古いrunもキャンセルされなかった。GitHub Free orgの月2,000分の無料枠(ジョブ単位で1分切り上げ課金)を使い切り、同orgの全リポジトリのCIが数秒で失敗。対策として規約検査をpr-checksの1ジョブに統合、editedを拾うworkflowの絞り込み、検査系にconcurrency設定を実施。Billing APIの確認にはadmin:org権限が必要でエージェントからは残量が見えなかった。

示唆

エージェントは本文を丁寧に更新し指摘にすぐpushするなど正しく動いても、課金の仕組みと無料枠の残量が見えないためCI分数を膨らませる。削減後も月約2,760分で無料枠を超え、2か月続けて月の後半にActionsが止まり、ローカルのpre-pushフックで代用した結果CIが赤いままマージされることが常態化した。使用量の確認と課金ルールの明文化は人が行いエージェントに制約として伝える必要がある。

成果・金額自己申告

1日の消費 183.8分 → 92.0分(それでも月換算約2,760分で無料枠2,000分を超過)。1日のコミット数21.7に対し、無料枠で回せる上限は約16.7/日

社内主導のAIプロジェクトで約9割が停滞・頓挫を経験(TWOSTONE&Sons調査、TechTargetジャパン報道)

新着導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本TWOSTONE&SonsAI内製化頓挫調査TechTargetジャパン導入失敗
techtarget.itmedia.co.jp
手法

TWOSTONE&Sonsが2026年8月31日に「企業のAI内製化に関する限界の実態調査」を公開し、TechTargetジャパンが報じた。対象は従業員300人以上で全社的なAI/DX推進に取り組む経営層・AI/DX推進責任者111人。社内主導で進めたAIプロジェクトについて停滞・頓挫の経験と、足踏みしやすい工程を尋ねた。個別企業の事例ではなく調査報道。

示唆

社内主導のAIプロジェクトは回答者の9割超が停滞・頓挫を経験しており、複数回の人も多い。最もつまずくのは技術的な実装より前の「目的・テーマを決める段階」(57.7%)で、PoCから本格導入への移行や実装開発(各49.5%)も続く。TWOSTONE&Sonsは、自社に足りない機能を見極め、外部の知見を組み合わせて推進体制を組むことが論点になると指摘している。

成果・金額自己申告

社内主導のAIプロジェクトで停滞・頓挫を経験した回答者91.9%(「何度もある」31.5%、「数回ある」55.9%)。つまずく段階は、目的・テーマ決定57.7%、戦略の計画化・PoCから本格導入・実装開発が各49.5%、経営課題・業務課題の特定45.9%。

導入失敗/期待外れ

政令指定都市のニュータウンのAIオンデマンドバス、3回の実証後に予定していた1年間の運行を見送り

新着導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本AIオンデマンドバス自治体実証実験地域交通運行見送りAI導入失敗
city.sakai.lg.jp
手法

政令指定都市のニュータウンの移動課題への対応として、モビリティの実証を3回実施した。停留所を設定した運行エリア内で、予約に応じてAIが配車する予約型の乗合バス(時刻表・固定経路なし)である。2025年11月1日〜2026年10月31日に予定していた運行は実施しなかった。

示唆

3回の実証を経ても予定した12か月の運行に移れず、新たなスキームと条件で実装の可能性を再検討する方針に転じた。中止の理由や費用・利用実績の数値は本文になく、詳細は別資料での確認が必要。

成果・金額自己申告

数値実績の記載なし(実証3回、予定運行期間2025/11/1〜2026/10/31のみ)

ある企業、市場動向リポート作成のAI自動化PoCで数時間を30分に短縮・月50時間超の削減と評価 ― 本格導入では3つの壁に阻まれ塩漬け

導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本生成AI市場調査PoC停止AI導入失敗マーケティングAI活用
xtech.nikkei.com
手法

全社的なAI活用の機運づくりを目的に、複数部署からユースケースを集めて対象業務を選定した。Webニュースや購読中の調査リポートを生成AIに読み込ませ、日々の市場動向リポート作成を自動化するテーマでPoCを開始し、いくつかのニュースサイトと調査リポートを対象に要約・分析のプロトタイプを構築した。参加した担当者からは、数時間かかっていた情報収集とリポート作成が30分程度になった、海外競合ベンダーの新製品ニュースをAIが見つけてくれた、との評価が出て、結果報告会では「月間50時間以上の工数削減効果あり」と報告された。

示唆

現場の評価も削減時間も良好だったが、本格導入の検討を始めた途端、PoCで見過ごされていた3つの根本的な壁が現れ、本番システムに組み込まれず塩漬けになった。筆者(野村総合研究所)はこれを「PoC止まりで実証実験の成功がゴールになっている」落とし穴の実例として紹介し、戦略的なAIアーキテクチャーの欠如が根にあると位置づけている。3つの壁の詳細(壁1は「ビジネスインパクトの壁」)は会員限定部分にあり、確認できていない。

成果・金額自己申告

月50時間以上の工数削減(PoC報告値)、1回数時間→約30分。本格導入には進まず

中堅SIer、15分の朝会の議事録をWhisper+o1-miniで自動生成 ― 1回約15分削減も2日で運用中止

導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本Whispero1-miniAzure OpenAI議事録PoC停止AI導入失敗
alpha.co.jp企業プレスリリース
手法

SIerのチームが約15分の朝会を会議室中央のマイクで録音し、Azure OpenAI ServiceのWhisper文字起こしAPIでテキスト化、o1-miniで報告者別の箇条書きに整形してチャットで共有した。会議終了から最短5分で提供でき、手作業で約20分かかっていた議事録が作業5分になり、1回あたり約15分の削減を見込めた。内容は過不足なくまとまっていると好評だった。一方で、人名の大半を誤認識(加藤→佐藤など)、業務名の誤認識、Whisperの25MB制限(録音約25分超は処理不可)、録音忘れ、ファイル操作の手作業負担があり、書記を務めることで得られる議題理解(教育効果)が失われると分析して、2日で継続を断念した。対策としてプロンプトに参加者名を与えると人名の誤認識は改善し、録音の自動化とフォルダ監視による自動文字起こしを検討中という。

示唆

工数削減の効果が実証できても、録音忘れ・ファイル分割・手作業での受け渡しといった運用の摩擦が残ると定着しない。検証段階から前後工程を自動化しておくことが継続の条件になる。文字起こしAPIはファイルサイズ制限(Whisperは25MB)で適用できる会議の長さが決まるため、ツール選定時に実際の会議長で確認が要る。人名・業務名の誤認識は、参加者名をプロンプトに渡すだけで大きく軽減できる。

成果・金額自己申告

議事録作成が約20分から約5分に短縮(1回あたり約15分削減)。ただし運用は2日で停止

こども家庭庁、約10億円をかけた児童相談所向け「虐待判定AI」の導入を見送り ― 判定の約6割に疑義・重大な見落とし

導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本AI導入失敗自治体PoC停止
itmedia.co.jp
示唆

判定結果の約6割が児相幹部の所感と食い違い、重大な見落としもあったため、報告書は「リリースは時期尚早」と結論し導入は見送られた。入力項目にはけがの深さや、子どもが養育者におびえている状況などを入れる欄がなく、重要なリスク情報を反映できなかった。

成果・金額自己申告

開発費約10億円 / 判定の約6割に疑義 / 100事例・10自治体

導入失敗/期待外れ

光市、AIデマンド型交通の本格導入を見送り

導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本PoC停止自治体
city.hikari.lg.jp
手法

山口県光市は令和5年度(2023年度)にAIデマンド型交通の実証実験を実施し、令和6年度の行財政構造改革推進プラン取組状況報告書(令和7年9月公表)でその検証結果をまとめた。利便性・経済性の面では一定の評価を得たが、運行範囲や効率性に課題があり、住民の利用意向も低く、事業者側にも運転手不足への懸念があることから、現時点での本格導入を見送ると結論づけた。

示唆

実証実験でPoCとして「利便性・経済性は一定の評価」を得ても、運行範囲設計・住民の利用意向・運転手不足という複数の要因が同時に満たされないと本格導入の意思決定には進めない実例。既存のAIデマンド交通撤退事例(収支率未達で撤退したケース)とは異なり、光市は実証を経て「本格導入そのものを見送った」段階であり、行政のPoC→本番移行のGo/No-Go判断基準の参考になる。

成果・金額自己申告

本文に金額・利用率等の数値記載なし

大田区の「AI電話」実証実験、対応成功率は目標80%に対し37%にとどまる

導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本失敗・トラブル自治体
news.tv-asahi.co.jp
手法

東京都大田区は2026年1月、AI電話自動応答サービス「ミライAI」(提供元:ソフツー、650社以上に導入実績あり)を使い、区役所への問い合わせ電話にAIが一次応答する実証実験を実施した。用件聞き取り・担当部署への取り次ぎ・通話内容の自動テキスト化/要約を担わせたが、自治体特有の専門用語や高齢者からの言語化しづらい相談にAIがうまく対応できないケースが多かった。

示唆

民間企業650社以上への導入実績があるAI音声応答サービスでも、行政窓口特有の専門用語・非定型な問い合わせには対応しきれず、対応成功率が目標の半分以下(37%)に落ち込んだ。汎用AI音声応答を行政窓口に転用する際は、その業種特有の語彙・言い回しを想定質問に事前で網羅できているかの検証が不可欠であることを示す実例。

成果・金額自己申告

対応成功率: 目標80%→実績37%(実証期間1カ月、対象課の電話対応は週約290件・1日4.5時間)

従量課金で気付けば「AI貧乏」、1カ月で200万円超過の例も 利用禁止は悪手

導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本導入失敗コスト削減生成AI
xtech.nikkei.com
手法

日経クロステック(日経コンピュータ記者・森岡麗氏)、2026-08-21付、有料会員限定記事。生成AIの従量課金制で企業の使用料が高騰する事例を取材。本文は有料壁の内側だが、記事の見出し・メタ description(サイトのHTMLから直接抽出、curlで実測・WebFetch要約と一致)に「月々の予算を約200万円超過する状態が3カ月続いた企業もある」との記述を確認。あわせて「利用禁止は悪手」という論調(安易な利用禁止では本末転倒)も見出しに明記。

示唆

生成AIの従量課金構造により、使うほどコストが膨らみ当初の予算・費用対効果試算を崩す実例がある(ある企業で月次予算を約200万円超過する状態が3カ月継続)。一方で、コスト超過を理由に一律「利用禁止」にするのは本末転倒であり、活用継続と予算管理の工夫の両立が課題とされている。

成果・金額自己申告

月々の予算を約200万円超過する状態が3カ月継続(1社の実例、社名非公開)

「AIを使え」から「あまり使うな」へ、米企業が半年で生成AIの利用制限に動き始めた理由

導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本導入失敗Claude Codeコスト削減
手法

JBpress連載「生成AI事件簿」(著者:小林啓倫氏、2026-06-02付、全5ページ構成)。WSJ「米国企業はAIを配給制にし始めた」との報道を軸に、Fortune・Windows Central・The Vergeの報道も併せ、マイクロソフト・メタ・ウーバー・セールスフォース・ドアダッシュ各社が数カ月前の「AIを使え」号令から一転、利用抑制・ROI精査に転じた事例を整理する記事。本文はマイクロソフトの事例まで無料公開、ウーバー以降の詳細は有料会員限定(残り4383文字)。

示唆

マイクロソフトはExperiences and Devices部門(Windows/Microsoft 365/Outlook/Teams/Surface担当)の社員に対し、5月14日、Anthropic製コーディング支援AI「Claude Code」の社内利用を6月30日付で停止すると通知。広報は「コストでなく社内標準化が動機」と説明する一方、The Vergeは社内でClaude Codeが自社製Copilotより支持されていた点を報じている。同時にマイクロソフトは自社クラウドAI基盤Microsoft FoundryでAnthropicモデル(Claude Opus 4.6含む)の提供は継続しており、「社員には絞らせ、対外顧客には売る」という二段構えを取っている。ウーバーについては「AI利用予算をわずか4カ月で使い切った」との見出しが立てられているが、詳細本文(Claude Codeの導入時期・展開範囲等)は有料会員限定で本文検証は途中まで。

成果・金額自己申告

Microsoft: Claude Codeの社内利用を2026年6月30日付で停止(5月14日通知、対象はExperiences and Devices部門)。Uber: 生成AI利用予算を「わずか4カ月」で使い切った(本文詳細は有料壁の先で未検証、見出しのみ確認)。

同社は5月14日、Experiences and Devices部門(Windows、Microsoft 365、Outlook、Teams、Surfaceといったコア製品を抱える事業部)の社員に対し、Anthropicのコーディング支援AIツール「Claude Code」の社内利用を6月30日付で停止すると通知した。

津山市、自動運転バス実証運行を中止 技術急速進化でコスト見通し立たず

導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本その他AI導入失敗自動運転自治体
news.ksb.co.jp
手法

岡山県津山市は、あらかじめ学習させたルートのみを走行する自動運転バスの実証運行を2025年度に実施した。世界的に周辺状況を自動学習する技術が急速に進化する中、市が既存システムをアップデートしようとするとコストと実施時期の見通しが立たなくなったため、2026年度以降の実証運行の中止を決定した。

示唆

2027年度の車両購入・2029年度実用化という当初計画は、技術陳腐化により事実上凍結された。自治体が「あらかじめ学習させたルート走行」という枯れた技術で低コスト実用化を目指した前提が、周辺環境を自動学習する技術の急速な進化によって崩れ、追随のコスト・時期が見通せなくなった結果、計画全体が止まった事例。

成果・金額自己申告

2025年度の実証運行の事業費は約6500万円で、うち国の補助金などを除いた約1000万円を市が負担していた。

大分県佐伯市、自動運転バス推進事業を中止「見通しが甘い」

導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本その他AI導入失敗自動運転自治体
tosonline.jp
手法

大分県佐伯市はバス運転手の高齢化対策として2024年度から2026年度までの3年計画で自動運転バス導入事業を進め、2025年1〜2月には大入島で実証実験を実施した。しかし既存のコミュニティーバスに比べ運行コストが高くなることと、2024年度は全額補助されていた国の補助金が2025年度以降減額される見通しとなったことを理由に、市議会(6月2日)で事業中止を説明した。

示唆

『人手不足対策』という目的自体は妥当でも、実証実験を始めたばかりの段階で費用対効果(既存の路線バスよりコスト高)が判明し撤退した事例。国の補助金が単年度で全額補助から減額へ変わったという外部要因が採算計画を直撃し、市議会からは「運行コストがかかることは最初からわかるはずで見通しが甘い」と批判された。数値の裏付け(研究・調査)を欠いた計画は、AI/自動運転のような新技術ほど補助金の変動リスクに弱い。

成果・金額自己申告

具体的な運行コストの金額は記事内に記載なし(「既存のコミュニティーバスに比べて運行コストが高くなる」「国の補助金が減額」という定性的記述のみ)

理由として、既存のコミュニティーバスに比べて運行コストが高くなることや2024年度、全額補助されていた国の補助金が減額されることなどをあげています。中止は今月2日の市議会の会合で説明され、議員からは「運行コストがかかることは最初からわかるはずで見通しが甘いのではないか」など厳しい意見が相次いだということです。市の担当者は「今後事業を行う際は研究や調査をしっかりと行った上で取り組む」と話しています。

豊島区、AIオンデマンド交通「mobi」実証運行を終了し本格運行を断念——収支率90%目標に対し実績50%台

導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本導入失敗自治体
xtech.nikkei.com
手法

東京都豊島区は2022年4月から大塚駅周辺などでAI配車の事前予約・乗り合い型交通サービス「mobi」の実証運行を行い、区の補助金に頼らず自主運営で採算を取れるかを測る指標として収支率90%を本格運行移行の目安に掲げていた。しかし公開された地域公共交通会議の議事録によれば、2023年4〜12月の収支率は50%台で推移し目安に届かなかった。地元タクシー・路線バス事業者からは収支率の検証方法やバス路線との競合、利用者アンケートの妥当性についても当初から疑問の声が出ていた。区は2024年6月21日に本格運行に踏み切らないことを示唆する地域公共交通会議の開催案内(AIオンデマンド交通を「報告案件」として記載)を出し、同28日の同会議を経て、6月28日付で実証運行を2024年8月31日で終了し本格運行への移行を見送る告知をWebサイトに掲示した。

示唆

収支率の目安(90%)を自ら設定し公開の議事録で継続的に開示していたことで、届かなかった実績(50%台)が第三者に検証可能な形で残り、既存交通事業者の異議とあわせて本格運行移行を止める材料になった。同種のmobi実証運行は先行する渋谷区(2021〜2022年)でも地域公共交通会議で同様の展開をたどり本格運行に移行せず終了しており、都心部でのAIオンデマンド交通は「実証止まり」パターンが2例連続で確認された。

成果・金額自己申告

収支率目安90%に対し、2023年4〜12月の実績は50%台

導入失敗/期待外れ

松田町「のるーと足柄」AIオンデマンドバス、3年間で約1億1千万円の町負担も本格運行断念

導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本導入失敗自治体
town.matsuda.kanagawa.jp
手法

神奈川県松田町は、AIオンデマンド相乗りバス「のるーと足柄」を一般社団法人ASHIGARA ON DEMANDに運営委託し、令和5年10月に松田町・大井町で運行開始。システム構築・車両運行・オペレーター配置の初期投資を町が3年かけて負担しながら、令和6年度に開成町、令和7年度に山北町へと運行エリアを段階的に拡大した。月額会員制収入(月3,000円)でランニングコストを賄い自走化する計画だったが、目標の1,500世帯(全世帯の1/3)に対し会員は最大60世帯超にとどまり、収支率は高い月でも10%台に低迷。令和7年度単年度でも収入見込3,788万円に対し支出6,230万円で約2,441万円の赤字となった。

示唆

「AIで需要予測すれば効率化できる」という前提だけでは、人口減・高齢化地域の構造的な低採算(薄い需要密度)は埋まらない。町は3年間で1億円超を投じ、運行エリアも段階的に拡大しながら実証したが、当初目標(全世帯の1/3が月額会員)に遠く及ばず、運営組織の自走化ができないまま本格運行への移行を断念した。AI/ITは運行の効率化(配車最適化)はできても、需要そのものを創出する装置ではないという失敗事例。

成果・金額自己申告

3年間(令和5〜7年度)の町委託費累計 約1億1,158万9,500円(≒1億1千万円)。うち令和7年度単年度の収支差額は-2,441万6,460円(収支率9.46%)

導入失敗/期待外れ

見切り発車のAI PoCが引き起こす悲劇:技術的には成功でも「中止」になる……一体何が起こってる?

導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本導入失敗製造業
enterprisezine.jp
手法

製造業で図面・仕様書・議事録を横断検索するRAG PoCを実施し、検索精度自体は十分な水準に達した。しかし「現場の誰が、1日何分使うのか」「その時間削減がどんな業務価値を持つのか」という運用KPIをPoC開始前に定義していなかったため、経営層がGo/No-Go判断を下せず投資見送りでプロジェクトは停止した。別の事例として、ある企業は生成AIツールを全社展開したが、全社員のおよそ3分の1が直近1カ月ログインした形跡がなく、未利用者は「使わなくても業務が回る」「何に使えばいいかわからない」と回答した。

示唆

検索精度など技術面で「成功」していても、誰が・どれだけの頻度で・どんな業務価値のために使うかというKPIを事前に定義していなければ投資判断ができず、PoCは技術的成否と無関係に中止される。失敗の本質はAIの性能限界ではなく、PoC着手前の「問いの設定」と予算配分の設計ミスにある。

成果・金額自己申告

全社員のおよそ3分の1が直近1カ月ログイン形跡なし

導入失敗/期待外れ

大阪府豊能町、AIオンデマンド交通の実証実験を運行費用1人当たり約2万円の低収支率で本格運行見送り

導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本導入失敗自治体
town.toyono.osaka.jp
手法

大阪府豊能町が令和4〜6年度の3年間、AI配車のオンデマンド交通(スマホアプリ・電話予約、ワンボックス車両)の実証実験を実施。令和4年度は周知目的で無償運行、令和5・6年度は大人普通運賃300円で有償運行に切り替えた。

示唆

運賃を上げると需要が蒸発する一方、運行費用は下がらず、収支は改善しなかった。加えてドアtoドアに近いサービスがタクシー利用者を奪い、運転士不足で交通事業者側の運行余力もなくなったため、需要側・供給側・既存事業者への影響の三重苦で本格運行を断念した。町は個別のオンデマンド交通ではなく町全体の交通体系の見直しに切り替えた。

成果・金額自己申告

運行費用は利用者1人当たり約2万円(運賃300円との差が大きく収支率が非常に低い)。平均乗車人数は令和4年度115人/日→令和5年度26人/日→令和6年度18人/日と有償化後に急減。乗車人数は令和4年度3,214人、令和5年度3,243人、令和6年度549人。

普通運賃一人300円に対し、運行に係る費用は一人当たり約2万円で収支率も非常に低く、本格運行となると町の負担が大きくなる結果となりました。/また、ドアtoドアに近い移動であることから、タクシー利用者が減少し、さらに、深刻化する運転士不足から、交通事業者が既存の公共交通に追加して運行することが難しくなっています。/「AIオンデマンド交通」は、利用状況、交通事業者を取り巻く環境等から本格運行は難しいため、今後は、町全体の交通のあり方を検討していきます。

AIスコアリングのJ.Score、サービス終了へ 事業はLINE Creditに統合

導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本導入失敗フィンテック
itmedia.co.jp
手法

AIスコアの算出とそれに基づいた個人向け無担保貸付事業を営むJ.Score(東京都港区、みずほ銀行とソフトバンクの共同出資により2016年設立)は、ユーザーのスコアリングに基づいて最適な借り入れ条件を提示する「AIスコア・レンディング」事業を行っていたが、2022年12月13日、各種サービスを終了し、事業を同業のLINE Credit(東京都品川区)と統合すると発表した。事業統合後、J.Score社は清算する。各事業は段階的にサービスを終了し、サービス終了後の既存貸付の返済はLINE Creditが引き継ぐ。みずほフィナンシャルグループとソフトバンクは2020年に次世代型金融事業における戦略提携を行っており、今回の統合はその一環。

示唆

AIスコアリングによる与信という新規性の高いモデルでも、単独では事業継続に至らず、同業(LINE Credit)への事業統合・自社清算という形で事実上の撤退に至った。2016年設立から2022年12月の統合発表まで約6年で終息しており、AI与信スコアリング単体では収益化・スケールが困難だったことを示す事例。

成果・金額自己申告

記事本文には具体的な金額の記載なし(LINE Credit側の「LINEポケットマネー」は3月時点で申込み件数100万件突破、累計貸付実行額500億円超と記載あるが、これはJ.Score自体の数値ではなく統合先LINE Creditの実績)

「AIスコアの算出とそれに基づいた個人向け無担保貸付事業を営むJ.Score(東京都港区)は12月13日、各種サービスを終了し、事業を同業のLINE Creditと統合すると発表した。事業統合後、J.Score社は清算する。」「J.Scoreはみずほ銀行とソフトバンクの共同出資により2016年に設立した。」「各事業は段階的にサービスを終了する。またサービス終了後、既存の貸付の返済はLINE Creditが引き継ぐ。」

企業における生成AI活用、「全社展開」から先に進めない企業が多数

導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本GitHub CopilotChatGPTGemini業務効率化
ampmedia.jp
手法

キーウォーカーが2026年6月22-23日に実施した調査。対象はLLM搭載の生成AIツール(ChatGPT/Gemini for Workspace/Microsoft Copilotなど)を導入済みの企業に勤める部長職以上1004名。利用ツール比率はChatGPT 57.2%、Gemini for Workspace 43.9%、Microsoft Copilot 39.9%。

示唆

全社ツール展開自体は一定数の企業で完了・定着しているが、そこから先の「業務への本格的な組み込み」段階へ進めている企業は限定的で、多くが展開フェーズで足踏みしている。原因は人材不足(AIスキル・リテラシー不足)とセキュリティ懸念で、導入=活用ではなく「入れたが使いこなせていない」状態が浮き彫りになった。

成果・金額自己申告

全社展開完了・定着段階(Step1)31.2%、Step1以前(移行中)21.7%、Step2へ移行中19.4%、Step2推進中11.2%。業務への本格的組み込み段階(Step2以降)へ進んだ企業は合計約30.6%にとどまる。課題は「社内のAIスキル・リテラシー不足」36.6%が最多、セキュリティ懸念も約3割。

満3歳のペッパーに解約の試練 更改率15%、巻き返しなるか

導入失敗/期待外れ🇯🇵 日本導入失敗その他AI
xtech.nikkei.com
示唆

対話AI搭載のヒト型接客ロボットPepperは法人向けに大々的に拡販されたが、初回契約更改のタイミングで更新予定企業はわずか15%にとどまった。目新しさで導入されたロボットは、業務上の明確な価値を示せなければ更新期に離脱が集中する典型例。2018年の記事だが、AI/ロボット導入の期待外れの典型として資料的価値が高い。

成果・金額自己申告

更新予定と回答した企業は15%