sudo -R(--chroot)オプションによるローカル権限昇格
発見はAIではなく人間の研究者Rich Mirch(Stratascale Cyber Research Unit)による。sudoの-R(--chroot)オプションはsudoers評価中にユーザー指定のルートディレクトリでパスを解決するよう変更されていたため、攻撃者がそのディレクトリ配下に細工した/etc/nsswitch.confを置くことで任意の共有ライブラリを読み込ませ、sudoersに列挙されていなくてもrootとして任意コマンドを実行できる。
公式アドバイザリにCVSS数値が一切ない脆弱性でも、CISA KEVへの収載(かつNVDのSSVCデータでexploitation=activeと記録)があれば深刻度の裏付けになる——数値の有無だけで判断せず、実悪用の記録を確認する価値がある事例。またMITREとNVDで同一CVEのCVSSが7.8/9.3と割れるのは、Scope と PrivilegesRequired の解釈差が原因で、二次情報の数値だけを鵜呑みにしないことの好例。
CVE-2025-32463 / CVSS 公式記載なし(二次情報でMITRE9.3/NVD7.8の不一致あり) / 影響: sudo 1.9.14〜1.9.17 / 修正: 1.9.17p1 / KEV収載 2025-09-29




