「セーラームーンに似ている」 生成AIを使った化粧品の広告が物議 メーカーは謝罪と広告の撤去を発表
手法
化粧品メーカー・ウテナ(東京都世田谷区)が自社ブランド「ウテナ モイスチャー」のプロモーションで、2026年4月27日からJR山手線28駅・5月1日からOsaka Metro御堂筋線主要4駅に屋外(交通)広告を掲出し、同時に全編を生成AIで制作したPRアニメ『潤い戦士 モイスチャー』をYouTubeで公開。マーケティング効率化(通常半年〜1年かかる1分アニメ施策・検証を数時間〜半日に短縮)を狙って生成AIを起用したが、ビジュアルが「美少女戦士セーラームーン」に酷似しているとSNSで指摘され炎上。ウテナは「既存の創作物の独自性や文化的背景に対する敬意を欠き、ファンの心情への配慮が不足していた」と謝罪し、PR動画・関連SNS投稿の削除と交通広告の順次撤去を発表した。
示唆
生成AIによる「効率化のためのAI活用(通常半年〜1年→数時間〜半日)」という訴求自体が、表現手法としての必然性ではなく単なるコスト削減目的と受け取られ、既存IPへの酷似(著作権云々より文化的敬意の欠如)と相まって炎上を増幅させた。「外部専門家によるリーガルチェック済み」でも著作権侵害の有無だけでなく商標・不正競争防止法・広告倫理・炎上リスクまで含めた事前検討が必要という教訓。マーケ活用での生成AI起用は「法的にセーフ」と「社会的に許容される」は別軸であることを示す反面教師事例。
成果・金額
交通広告掲出: JR山手線28駅(4/27〜)、Osaka Metro御堂筋線主要4駅(5/1〜)
引用
「セーラームーンに似ている」 生成AIを使った化粧品の広告が物議 メーカーは謝罪と広告の撤去を発表/ウテナ「お寄せいただいた多くのご指摘を真摯に受け止めるとともに、今回の表現が、既存の創作物の独自性や文化的背景に対する敬意を欠き、また既存作品を愛するファンの皆様の心情への配慮が不足していたことを深く反省しております」
出典: itmedia.co.jp