Netflix、2026年に約300作品で生成AIを活用 中心はポストプロダクション
手法
Netflixは2026年第2四半期の株主向けレターで、同年に約300作品で生成AIのワークフローを使ったと明らかにした。作業の大半は編集・VFXなどのポストプロダクションに集中している。インド作品『Glory』、ブラジル作品『Brasil 70: A Saga do Tri』、米国作品『The American Experiment』では、生成AIで高度に複雑なシーケンスを作った。Netflixは2025年7月時点で、少なくとも1つのオリジナル作品に生成AIを使っていたとも述べている。同社は買収や専門スタジオの立ち上げも進め、これらのツールをより積極的に使って品質向上・高速化・低コスト化を図るとしている。【2026-10-23追記(第2出典)】Variety(2026-10-10)によれば、釜山国際映画祭のパネル「Film Production and AI」(NetflixとMPA共催)で、Netflix APAC制作シニアディレクターのLee Sung Qが約300作品で何らかの形でAIを使ったと説明した。同じパネルで『The Outlaws』のKang Yoon-sung監督は、AIワークフローで長編の制作予算を30〜40%削減できると発言。監督は軍事作戦を描く『The Gulf of Aden』のテスト映像を中国のKlingで全編AI制作し、資金調達用に試算すると実質約40%減で、CG/VFXの置換だけでなく撮影が簡素化し制作期間も短縮されるという。予算面で頓挫した企画が再び成立し得るとも述べた。
示唆
大規模な導入は、全編をAIで作る形ではなく、ポストプロダクションの複雑なシーンの制作に集中している。一方、レターには作品ごとのコストや時間の数値がなく、削減効果は同社の主張にとどまる。
成果・金額
約300作品(2026年) / 作業の最大の集中先はポストプロダクション / 2025年7月時点で少なくとも1作品。Variety: 長編の制作予算30〜40%削減(監督の見立て。『The Gulf of Aden』の資金調達用試算では実質約40%減)
引用
In 2026, GenAI workflows have been used in roughly 300 of our titles,
出典: engadget.com